新宿駅西口バス放火事件
犯行前の経過
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犯人は,北九州市で5人兄弟の末っ子として生まれた丸山博文(36歳)
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父親は酒飲みで母親も台風災害で死亡,中学卒業後,上京して建築作業員として働いてきた。
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結婚して子どもができるが妻は生活にだらしがなく離婚。
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子どもを施設に預けて単身東京で働き,毎月4~5万円を息子に送金してきた。
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当時作業員宿舎や簡易宿泊所で暮らしていたが,宿泊代を節約するために新宿駅西口付近でごろ寝するようになっていた。
犯行の概要
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駅西口広場の階段に座って酒を飲んでいると,だれかに「じゃまだ,あっちへ行け」と声をかけられ,激しい怒りに駆られた彼は,バス乗り場に停車中のバスの後部乗降口にガソリンの入ったバケツと火のついた新聞紙を投げ込んだ。
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バスは炎上し,6人が死亡,22人が重軽傷を負った。
検挙後
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裁判では心神耗弱が認められ,無期懲役となったが1997年獄中で自殺した。


